少しドジな?ハイアットさん
今では安い価格で手に入るプラスチック製品ですが、
はるか昔にはプラスチックに置き換わる前の姿の製品が流通していました。
例えば、ビリヤードのボール、
現在は硬質のプラスチックで出来ていますが、
昔は象牙を利用していました。
ビリヤードが流行るにつれ、ボールは大量に生産されはじめます。
案の定、象の乱獲により原料不足に…
そこで、象牙の代用できるものはないかと懸賞付きのアイデア募集がされたそうです。
その賞金を射止めたのが「プラスチックの祖」と呼ばれる。ジョン・ハイアットさんです!
彼がうっかり、仕事場で「コロジオン」という薬剤を机にこぼしたまま帰宅し、
翌日には机に固体化したコロジオンがありました。
この、経緯がビリヤードボールにつながりました。
想像ですが、ハイアットさんがもっと物事に慎重で、後片付けをきちんとする几帳面な性格な「きちんとさん」だったら、
固体化したコロジオンが机に散乱してなかったのかなとw
プラスチックの普及も遅れていたかもしれませんね。
アイデアは予期しない失敗やアクシデントによって産み出されるとよくいいますね。
このコロジオン、薬局に売っている「水絆創膏」として現在も利用されています。
パッケージにはピロキシリンとあります。
おそらく、コロジオンに含まれる成分でしょう。
私もよくプラスチックの仕上げ作業で指に切傷をつけるんで、愛用しています。
ハイアットさん並みにドジる事があるのでw
何か新発見出来ないか期待してますがw
ハイアットさんの発見が現在のプラスチックの前身「セルロイド」へと移っていきます。